ドイツ通信Vol.4 ペットパスポート取得編
みなさん、ペットパスポートというものをご存知でしょうか?
EU加盟国にはシェンゲン協定というものがあって、国境検査なしに国を跨いで移動することができます。(とはいえパスポートは持って出かけるのですが・・・)
ペットもこの「ペットパスポート」なるもをも取得していたら、同じくEU加盟国内を自由に移動することができます。
島国日本の私たちにしてみたら、そもそも海外に行くって船か飛行機でしかないから、「自由に」国を行ったり来たり・・・ってあまり実感が湧かないわけですが、
そう、ここは陸続きでどこまでも行けるヨーロッパ大陸。
私が住んでいるミュンヘンはイタリア、オーストリア、スイス、フランス などなど、数時間のドライブで行けてしまいます。
あと、ジャックの身分証明書にもなるので、こちらに到着して4日後に獣医さんに行ってきました。
検疫で「パスポート取得にこの書類が必要ですよ!」と伝えられていた用紙を持って、いざ近所の獣医さんへ!!
事前にパスポート取得をお願いしていたので、早速必要書類の記入をし、その後、身体検査を行い、狂犬病のワクチンを接種しました。
獣医師の先生が、パスポートに必要事項を記入して、瞬く間にパスポートが発行されました!
それがコチラ↓

パスポートの表紙
上には「ドイツ連邦共和国」
下には「ペットIDパスポート」「ペットパスポート」
と記載されています。ナンバリングもされてますね。
そして中をめくっていくと↓

ルール的なことが書かれています。

飼い主の情報と署名
一応個人情報だからジャックで隠しましたw

ペットの詳細
ジャックの犬種、誕生日、毛色 が書かれていますね。

マイクロチップの情報
獣医さんの情報

狂犬病の接種記録
この後に、抗体検査のページ、エキノコックスワクチンの治療記録、寄生虫の治療記録、その他のワクチン接種記録、獣医の臨床検査記録 と続きます。
なんだか、このパスポートを持っているだけで、ジャックが社会から認められている感じがして、安心感があります。
そして同時に、EUがこのペットのためのシステムを作り、管理していることに感動です。
いよいよ今週末、このペットパスポートを持ってフランスへちょっくら出かけてみたいと思っています。私の大好きなアルザス地方へ、大好きなジャックと一緒に行けるとは!!!