ドイツ通信Vol.7 ワンデイトリップ〜ザルツカンマーグート・ハ…

ミュンヘンから2時間圏内の外国、それがオーストリア🇦🇹
休店法で静まり返るドイツの日曜日、思い立ってザルツブルグへ向かうことにしました。
ミュンヘンからオーストリア・ザルツブルグへは車で2時間程度。距離にして150キロほどです。
日本にいた時の、「あ、今日少し遠出して琵琶湖ぐらいに散歩行く?」ぐらいの感覚です。
ザルツブルグといえば、モーツアルト・ザルツブルグ音楽祭・サウンドオブミュージック・・・
私が大好きなものがたくさんある街です。
たくさんの飲み物と食べ物を車に乗せて(持って行くのが一番安上がりで美味しい)、いざオーストリアに向けて車を走らせます。
EU圏内、車でどこにでも行けるのですが、多くの国では「ヴィネット」と呼ばれる通行許可証が必要になります。
国境付近のサービスエリアで買うことができるので、トイレ休憩を兼ねて購入。2ヶ月有効で5,000円くらいです。車検済みのシールのように、フロントガラスにペタッと貼っておきましょう。
さて、あっという間にザルツブルグに着いたのですがここで大トラブル発生。
まさかの「ザルツブルグマラソン」開催中!!市街地に入ろうにも、どこの道路も通行止め・・・
早々に諦めて行き先を「ハルシュタット」に変更することにしました。

ハルシュタットは、アナと雪の女王の「アレンデール王国」のモデルになったと言われています。(ここじゃない説もあるけれど・・・)
また、「世界世界で最も美しい湖岸の街」として有名で、ユネスコ世界遺産に登録されていいて、多くの人が訪れる、とても人気の観光地です。
アレンデールのモデルとして有名になりましたが、ここはもう一つ有名なものがあり、それが「塩鉱」で、約2,500年前の塩鉱がまだ残り、ツアーでその中へ入ることができます。
昔、塩漬けになった先史時代の人間が見つかった事もあるとか・・・。ソルトマンって言うそうです😅
私と娘はその中へ入るべく、塩鉱ツアーへ参加することにしました。(塩鉱の話は長くなるので割愛しますが、それはそれは壮大なツアーでした。が、値段が高い・・・w)

◆塩鉱ツアー◆
断崖絶壁をケーブルカーで登る。
日本製が世界一と信じてやまない私は、今にも滑り落ちそうなケーブルカーは恐怖体験でしかなかったw
登り切ると、スカイウォークと呼ばれる橋からハルシュタットが一望できます。

◆ジャックと夫は街をぶらり散歩◆
本当に小さな街で、絵本の世界に迷い込んだみたい。
湖には白鳥が泳ぎ、湖面がキラキラ。
ドイツの白鳥もそうですが、人間に慣れすぎていて、ものすごく寄ってきます。
人の手から餌を食べる勢いです。
とっても小さい街なので、ひと回りするのに数時間もかからず、散歩にはぴったりの規模感。
とっても満足な週末ワンデートリップでした。

◆白鳥に逃げられて悔やむジャック◆
今にも水に飛び込みそうでヒヤヒヤ
白鳥に嫌われたジャックでした。
今回オーストリアを訪れて気がついたことがひとつ。
もちろんオーストリアもとってもアニマルフレンドリーで、比較的どこの場所も犬も一緒に入れます。
しかし、観光船やロープーウェイなどの入り口には「口輪」をして下さい、と書かれています。

◆口輪を買ってみた◆
ソフトタイプの口輪を買ってみた。これ、口輪の意味あるのかな?って言うぐらいフニャフニャ。
マズルコントロールをある程度してきたので、サッと口輪を付けることができました。
ジャックは相変わらずボーッとしています。
ドイツでも一部の犬種に対し、口輪を義務付けている場合がありますし、長距離の電車では必要と聞いたこともあります。
実際には殆ど見たことなかったので、オーストリアに来て「やっぱりいつも口輪を鞄に入れておいた方がいいな」と思いました。
(近日中に投稿予定の「イタリア・ドロミテ編」で、口輪を使う場面に遭遇します)
口輪・・・ どんな犬でも不快だよな〜
でも万が一の時に犬自身を守ることができるし、何よりヨーロッパ生活には必需アイテム。
飼い主も犬も慣れなければ。頑張ろう。